男心と秋の空?

こちらでは昨日から雨が降り続いていて、どんよりな空模様です。

 

「秋の空」…と言えば、女性は感情の起伏が激しく、気持ちや心が変わりやすいということから、

「女心と秋の空」ということわざがあります。

イギリスでは「A woman's mind and winter wind often change」(女心と冬の風)と、

同じような意味で使われるそうです。

 

 

でも、元々は江戸時代に「男心と秋の空」という使い方をされていたそうです。

(私は知りませんでした)

秋の空と同じように、男の愛情も変わりやすい…男性の浮気心のことを示していたようです。

 

室町時代の「墨塗」という狂言では

「男心と秋の空は一夜にして七度変わる」というセリフがあります。

 

他にも「夫の心と川の瀬は一夜にして変わる」、

「変わりやすきは川の瀬と男の心」などが同じような意味で使われています。

 

川の瀬に例えるあたり、「どうにもならない」

と言いたいような思わなくてはいけないようなニュアンスが、

なんとも複雑な気持ちになります。

 

 

またゴールデンボンバーにも「男心と秋の空」という曲があることを発見しました。

これは、ことわざの意味とは少し離れて、秋の切ない雰囲気を漂わせた失恋ソングなよう。

 

 

自分以外の人の気持ちをコントロールすることは手放した方が楽に過ごせそう…

そう思っていても、なかなか難しいもの。

昔も今も、人の悩みや関心ごとはあまり変わっていないのかもしれませんね。

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投稿者プロフィール

藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)

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