思考のぐるぐるから抜け出す②

以前にも、「思考のぐるぐるから抜け出す①」の中で書かせていただきましたが、
無意識に一日中いろんなことを考えていることに気づかれる方も多いのではないでしょうか。

 

先日、なぜか…「般若心経を読もう」と思い立ちました。

特に宗教などに関心があるわけでもなく、
信仰心からくるわけでもなく、
般若心経の意味もまったく知らず…
「音」の響きが素敵で、一日、数回読んでいました。

 

ふと気づくと…あれこれ考えている時間に使っていた「間」に、
「観自在菩薩…」
無意識に頭の中を流れていることに気づきました。

このような効果を意図して般若心経を読んでいたわけではありませんが、
私にとっては少しの間でも思考から解放される良いツールなのかもしれません。

 

もちろん、般若心経に限っているわけではなく、
心地良いと思う文章、
効果が得られそうなもの、
キリスト教徒であれば「主の祈り」など、
おまじないや大好きな言葉、
尊敬する人の言葉…
どんなものでも良いと思います。

ご自身の「こころ」に尋ねながら、選ぶことを大切にしていただければと思います。

 

唱えている間も思考することが難しくなるため、
少しの間、思考のぐるぐるから離れることができます。

また、「思考が始まった」と気づいた時に唱えることで、
そっと思考を脇に置くことが出来るような気がします。

特に「声」に出す必要はないような気がしますが、状況やお好み次第で声に出すことも良いかもしれません。
(私の場合は人前で般若心経を唱える勇気はちょっと…)

 

どんな方法でも良いので、「これをすると、思考のぐるぐるから抜け出せる」というものがあると、
スムーズに穏やかな気持ちに戻れる良いきっかけになるかもしれませんね。

解き放つ

投稿者プロフィール

藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)

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