2024年最後の日
藤原 加都江 2024年は皆様にとって、どのような1年だったでしょうか？
本日は大晦日、今年最後の新月の夜でもあります。
新しい出会い
これまでは、福祉の現場でもカウンセリングにおいても、
「大人」の方々を対象として関わらせていただきました。
昨年のとあるきっかけから…
「この人と一緒に仕事をしてみたい！」
と思う方との出会いがありました。
ただ、対象が「児童」ということで、
「私にできるのだろうか？」
新しいことを始める時にはいつも不安になりがちなタイプですが、
とにかく不安で、かなり迷いもありました。
その後、いろいろ環境の変化や状況の変化もあり…
結局、今年の9月から、その方と、子どもたちと関わらせていただいています。
もう毎日、驚きと発見の日々で…
至らないところばかりではあると思うのですが、
楽しく交流させていただいています。
出会いのきっかけになった方はもちろん、
他のスタッフの方々も個性的で優秀で、寛容で…
学びの日々です。
本当に子どもたちはエネルギッシュで純粋で、
この無限のポテンシャルをいかに拡げていくかに関われることに喜びを感じています。
また同時に、子どもたちとの関りから「児童」のことを知る機会をいただいているので、
カウンセリングにも活かしてまいります。
全力で生きること
いつもの生活に浸りすぎると、
「私の人生こんなもの」
という諦めのようなある意味安心のような定番化に至ることがあります。
それは安全なようで、進むことを諦めてもいるようで…
もやっとしていた時に出会った人、作品がありました。
彫刻家 はしもとみおさん
カプセルトイで購入した猫ちゃんがあまりに可愛くて…
気になっていた彫刻家さんなのですが、今月まで静岡県の三島で展覧会を開催していたので、
見に行ってきました。
もうなんというか…言葉を失う素敵さでした。
「いのち」がそこにあるとしか思えない動物たち、
唯一無二の動物たちが居ました。
自然に涙がこぼれてきました。
その後に、動画やYouTubeなどではしもとみおさんの生き方そのものに感銘を受けて、
大ファンになりました。
大好きに囲まれて生きていて、大好きであふれていて、大好きを届け続けている…
私の言葉ではそんな風にしか表現できませんが、
「全力で生きる」
ってこういうことなのかなと感じました。
カウンセリングルームに展覧会の抄録と、立ち読みで泣いてしまった「トゲトゲ」という素敵な絵本が置いてあるので、良かったらご覧くださいね。
チ。 ―地球の運動について―
これは私の胸を鷲掴みにした作品でした。
※残酷なシーンも多いので、抵抗のある方はご視聴をお控えください。
詳しくはネタバレになってしまうので避けますが、この作品も「生き方」という点で、
自分が問われていると感じました。
登場人物たちが「真理」だったり己の「道」のようなものに触れ、
覚悟を決めた時、明らかに「生き方」が変わってくるというところ。
また、自分自身の成功や成果など個人的なものを超えて探求すること、
生命すら投げうって繋げていこうとする意志があること。
私自身はそんな風に自分の人生を捧げて学んでいることがあるのか、
後世にまで届けられることはあるのか…
そんな問いかけをし続けています。
新しい出会いや生き方についての問いは、
この半年間の内に怒涛のように押し寄せてきたものでした。
もちろん、今年の前半にもこれまでの人生では想像できなかったような幸せな経験、
出会いをたくさんたくさんいただきました。
だからこその、
「それで、どう生きるんだ？」
と自分に問うことができること、
還元していく順番になったのかなと感じています。
2025年に向けて
今年だけを振り返っても、
何度も「一体なにをやっていたんだ」とショックを受けること、
気づくことがたくさんありました。
自分と向き合っていないと気づくことができないし、
気づいてしまえば、違うものの見方が出来たり、
違う選択をすることができます。
これまで自分が大切にしてきた選択や、
それに費やした労力に対する執着を捨てることができれば、
本当に身軽にまったく別の生き方を選ぶことができます。
ただ、やはり自分自身と向き合うことには
無意識のうちに抵抗感や怖さを感じてしまうことが多くあります。
また、自分の中では「当たり前」になっている中で、
新しい突破口を見つけることが難しくなることも多いと思います。
そういう時に、思い出していただける存在であり、
カウンセラーで在りたいと思っています。
「後世にまで届けられるものはあるのか？」という問いに対して、
カウンセラーとして関わることで、
クライエント様自身が自分に対して寛容になること、
受け入れることができること、
より本来の素晴らしさを思い出し、人生を生きていってくれること…
その喜びや幸せがご自身だけではなく、
ご家族にも周囲の人にも広く伝わっていくのであれば、
そんな喜びはないと思うのです。
そのためには、私自身が曇らぬ目で自分自身と向き合っていくこと、
その精度を上げていくために、日々努力を積み重ねていくことだと思います。
方向性としては、カウンセラーになってからずっと同じではありますが、
全力で行うことができているか、
後世にまで届けるという意図があったか、
そういう点では、2025年は強い意志をもって取り組んでいきたいと思います。
遅ればせながら、
2024年も多くの方々に当カウンセリングルーム「天花」をご活用いただき、
ありがとうございました。
たくさんの貴重なご縁をいただきましたこと、
心から感謝申し上げます。
様々な理由で少し足が遠のいている方がいらしたとしても、
私自身も日々成長できるように努力をしてまいりますので、
いつでも遠慮なくお越しいただければ幸いです。
2025年も皆様の心身のご健康の一助となりますよう、
精一杯取り組ませていただきますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
投稿者プロフィール
- 心理カウンセラー（精神保健福祉士）
- 豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。（H30年に公認心理師試験合格）
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