チューニングをすること

どんな風に過ごしたい、どんな出来事を経験したいと思いますか?

例えば…
心穏やかに過ごしたい、
幸せな出来事を目撃したい…

もしくは、
悲しい思いをしたくない、
不安な日々を過ごしたくない…

などなど、きっとそれぞれの方に「こう在りたい」という願いがあることでしょう。

 

「こう在りたい」と願う状態を思い描くことができたら、
できるだけその状態に近づけるように、
あなたの「こころ」をチューニングすることを意図してみると良いかもしれません。

 

それは、ラジオで聴きたい音楽を聴くためにチューニングすることに似ています。

 

疲れていて、いろいろなものを抱えていて…
いろいろな状況の中で、
こころをチューニングすることが簡単ではないと感じることも多いのかもしれません。

 

ほんの少しでも良いので、
ご自身の「こう在りたい」と願う状況の時に抱いているであろう「こころ」に近づけるように…

心身を休める時間を作ること、
美味しい食事をとること、
良い香りをまとうこと、
嫌な「あの人」を思い出すことを脇に置くこと、
大好きなことに没頭すること…

どんな方法を選択しても良いのだと思います。

 

受け取りたいという状態に「こころ」を合わせること(チューニングすること)、
ご自身がその「こころ」で発信していくこと…

願いを込めた後には、きっときっと見える景色が変わってくるのだと思います。

チューニングする

 

 

つい先日もあったのですが…
イライラしている時は、どんな刺激に対しても「イライラ」してしまいがちなのだと思います。

 

脳の機能から見ても、頻繁に思う「キーワード」をキャッチするようにできています。
「イライラ」している状態では、
「イライラ」しそうなことばかりつい目が行ってしまう、耳に入ってきてしまう…
無意識ながらも頑張って「イライラ」をキャッチするためのアンテナをビンビン立てていることになります。

 

そんな悪循環から抜け出すためには、まず自分の「こころ」の状態に気づくこと、
そしてどんな「こころ」の状態で在りたいかを選択することが大切なのだと思います。

 

そうはいっても、悪循環に陥っている時は、「こころ」に気づくことはなかなか至難の技で…
練習が必要なことだと感じています。
簡単にできなくても、「まだ初心者だから」と思っていただければ幸いです。
私もまだまだ初心者です。

 

また、良いことも悪いことも「慣れ親しんだ状態」に戻りやすいという性質もあります。
どんなに不快な状態であっても、
慣れ親しんでいる状態の方がなんだか落ち着いてしまう…というような。

少し練習を継続する必要はありますが、「在りたいと思う状態」を選択し続けることが大切だと思います。

 

自分の「こころ」のチューニングをすること、
そしてそれを発信していくこと…
チューニングされた周波数が返ってくるような感じで、
出会いも出来事も引き寄せられてくるような仕組みを想像してみてください。

 

例を挙げると…
穏やかな心でいると、穏やかに周りと接することができます。
いつもより優しくすることもできるかもしれませんね。
より穏やかで居られるような出来事に気づくことができたり、
同じように穏やかな心の人と交流できる機会も増えてくるのかもしれません。
 
自分自身が望む「こころ」で居ることは、「望む循環」を作っていくことへの第一歩なのだと思います。

 

アンテナ

どんな風に過ごしたいと思うのか、
理想の状況の時に、あなたはどのような「こころ」を抱いているでしょうか。
そして、その「こころ」に少しでも近づくために何を選択しますか?

 

もし良かったら、ご自身の「こころ」に問いかけてみてくださいね。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)

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