行き詰まりを感じたら…

「このままでは、いけない気がする」

そんな風に、今の自分自身の状況に行き詰まった感じを受けた時、
これまでの自分のやり方の限界を感じる時…

なにか新しいことを始めなくてはいけないと焦り始めるけれど、
なかなか気力がわかず、
そんな自分を更に責めてしまい、
ますます気持ちが落ち込んで身動きが取れなくなってしまう。

そんな悪循環にはまった経験をお持ちの方も多いのかもしれません。

 

雨にぬれる植物

 

もう頑張れないと感じたら…

「押してダメなら、引いてみろ」

行き詰まりを感じた時、そんな言葉を思い出してみてください。

 

私たちは社会や受けてきた教育の中で、
頑張ること、
新たに加えること
には、慣れているように感じます。

逆に、
適切に手を抜くこと、休むこと、
引く(削除する)
という選択肢に気づけないことがあります。

 

特に「行き詰まりを感じる」ということは、
既に精一杯取り組んできた結果であったり、
真面目に一生懸命になるタイプだからこそ、
ぶつかりやすい壁なのかもしれませんね。

 

時間の使い方を振り返る

忙しい毎日の中でも、やめてしまっても大丈夫なことはありませんか。

長年の生活を経て「当たり前」になりすぎている習慣や行動の中で、
(意識しないと気づきにくいことも多いのですが、)
省くことが出来る行動や工程はないか、
振り返ってみるのも大切です。

 

エネルギーの使い方を振り返る

不本意だけど義務的に行っていること、
不愉快だったりイライラしたり…
そんな気持ちになるのに行っている行動やパターンはないでしょうか。

もちろん避けられないこともあると思いますが、
大切なご自身の時間やエネルギーを割くことに値することなのか、
自分自身に問うてみることで、
見えてくることもあるかもしれません。

 

思い切って捨てる、距離をおいてみる

取捨選択をすることが難しい場合には、
思い切って手放してみる、少し距離をおきながら、
ご自身の内側のサインを待ってみることで、
大切なこと・不要なことが、
明確になることも多いです。

 

答えは…

自分自身の答えは、やはり自分自身の中にのみあるのだと思います。

これまでのやり方に行き詰まり感を感じた時、
現実的に何が起こっているのか、
自分の内側(こころ)で何を感じているのか、
向き合い、
そして実践してみることで、
新しい選択肢に気づくこと、
行き詰まり感から抜け出すきっかけが見えてくることがあります。

頑張ってきたのであれば、休んでみる、
なかなか行動ができないことが自分を追いつめていると感じるのであれば、
少し勇気を出して行動をしてみることも大切かもしれませんね。

雨にぬれるもみじ

 

 

先日、長めのお休みをいただいて、自分自身と向き合うための時間、
デトックスのための経験などをすることができました。

 

毎日、長い時間、携帯のチェックに時間とエネルギーを割いてきた私ですが、
例えば、電波の届かない所で数日過ごしてみる、
自分自身のルールを決めて携帯から少し離れる時間を作ってみました。
(デジタルデトックス)

実際に行ってみると、思いの外軽やかで自由な生活を送ることができました。
その経験があって初めて「過剰に携帯に依存していた」ということに気づくことが出来たので、
実践することの大切さを実感する良い機会となりました。

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)

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