10代後半くらいから…恋愛のことになると、とても不安定になっ…
あなたの「愛する人」について語ってください(くれたけ#14)
今月のくれたけ心理相談室からのお題…
2つ目の方から取り組ませていただきます。
「愛する人」
今回は主にパートナーを想定してあれこれ思いを巡らせてみました。
「愛する人」=「パートナー」はいつも最も私自身を映し出してくれる「鏡」のような存在だと感じています。
どんな人間関係でも目の前の相手は「わたし」を映し出してくれますが、
パートナーほど良くも悪くも鮮明に「わたし」を見せてくれる相手はいないと思っています。
以前にも少しお話させていただきましたが、私は恋愛依存症でした。
そして、自己価値の低さ、依存度の高さ、見捨てられ不安…などなどの課題を抱えていました。
なによりも「自分のことを愛せない」ことに悩んでいました。
その当時のパートナーは、私の「自分を愛せない」「私には価値がない」という信念を、
見事に証明してくれました。
一人残らず…です。(笑)
パートナーたちは浮気をすることで、
「私には愛される価値がない」「男性から安心感は得られない」などを証明してくれました。
多くの場合に私が振られていましたし、
そのことで、「やっぱり私は愛されない」「私は見捨てられる」を現実として見せてくれました。
酷い言葉も酷い仕打ちも受けました…
今思えば、「私には価値がない」と思っていた私のためにしてくれた言動だと思います。
(当時は怒りや恨みの想いがありましたけどね)
私の中に自分を卑下するような、ガラクタのような想いばかりを抱いていたので、
最もその想いを現実化してくれるパートナーを選び、
私の描いていたストーリーに忠実に、実際に恋愛をして失恋する…
それを飽きるほど何度も繰り返していました。
本気で、「もうこんな恋愛はしたくない」「自分を愛せるようになりたい」と決めてから、
カウンセリングやヒーリングを受けること、
そして自分自身ときちんと向き合うことを続けてきました。
恋愛依存症だった頃は、一人でいられませんでしたが、
「彼氏が居なくても幸せ」であることを知りました。
自分のことも少しずつ好きになっていきました。
すると、自然と魅かれる男性も変わりました。
そしてきちんと私のことを尊重してくれる、愛してくれるパートナーと出会うことができました。
もちろん、パートナーシップにはまだまだ課題が(私自身の想いにも)あるので、
苦しくなることもありますが、きちんと向き合っていきたいと思います。
以前、とても素敵な人や尊敬できる人の「~なところがすごい!」と思う時、
「それは自分自身の中にもある素晴らしさ」だと聞いたことがあります。
自分の中に無いものを見つけたり、また心を動かされることはないそうです。
ということは…
パートナー(もちろんそれ以外の相手でも)の「大好き!」な部分、「素晴らしい」部分、「尊敬できる」部分などなど、
すべて自分自身を映してくれていると思うと、それだけでも嬉しい気持ちや幸せな気持ちがわいてきます。
誰かを愛すること=自分自身を愛することができている、自分自身を認めることができている、
ということでもありますね。
自分と向き合うということは、誰かと向き合うことから始まるのだと思います。
そして自分の「こころ」を見ていくことで、「本当の自分」を知ることに繋がります。
いつもいつも痛いくらいに「わたし」を映してくれる、
「わたし」を教えてくれる大切なパートナーに心から感謝しています。
投稿者プロフィール
- 豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)
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