障害のある方と関わるということ

先日、大切なお友達が、障害のある方のボランティアに関心を持ってくれて相談してくださいました。

「障害のある方と、どんな風に接したらいいのかな?」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

私の場合は、お一人お一人に初めて接する時に…
「これまでの知識や経験、自分の価値観はできるだけ脇に置こう」
と、いつも思うようになりました。

 

必ずとは限りませんが、価値観を強く持っていると、
言葉、行動、態度、外見…様々な「特徴」に○や×を付け始めてしまうことが多くあります。
そのようにジャッジをすると、お互いに苦しくなってしまうように思います。

そのような○×というジャッジがエスカレートすると、
○が多い方が上とか強いとかOKとか…
おかしな上下関係をもってしまうこともあるのだと思います。

それらは、目の前の方との間に大きな壁を作ることにもなるかもしれませんね。

 

 

「障害がある」ということに対して、
「何かしてあげなくてはいけない」、「助けが必要」と考える必要もないように思います。

 

例えば、松葉杖で歩いている人が居る時に、ドアが閉まらないように自然に支えたりするように…
ご自身の「なんとなく身体が動く感覚」を大切にすると良いのかもしれませんね。

特に目に見えない障害のある方の場合は(知的障害や精神障害など)、
「私がして欲しいと思うこと」と、
その方が「必要だと思うこと」は、まったく一致しないことも多くあります。

まずは見守ること、時間をかけてその方と関係を深めていくことで、
少しずつサポートが必要なタイミングは分かってくるように思います。

また、その方の「想い」を尊重すること…
「想い」を確認するというステップも大切かもしれませんね。

 

障害があるために、通常のコミュニケーションは用いることができない場合もあります。

やはり時間をかけて、その方と接すること、そばにいること、「理解したい」と願うこと…
そんなことを繰り返していく中で、少しずつお互いに理解し合うということに近づいていく場合が多いように思います。

もちろん、相性などの問題で、どんなに時間をかけても分かり合うことが難しい…
そのような場合もあるので、結果に重きを置かないこともコツの1つだと思います。

 

結局、障害があるかどうかということは特別なことではなくて…
相手を大切に思うこと、尊重すること(価値観を押し付けないこと)、「理解したい」と思うこと、

誰に対しても「大切な友人」として接することが、関わりの中で大切なのかなと思います。

個性的な花

 

 

私は長い間、障害のある方と関わる仕事(相談業務)を中心にさせていただいていました。

仕事を始めた頃は、無駄な正義感や価値観の押しつけなど…
今思えば、酷い支援者だったと反省しています。
ご迷惑をおかけした方々に申し訳なく思います。

 

そんな私に、大きな学びと気づきをくださった方が居らしたことを思い出しました。

その方は、1ヶ月お風呂に入らなくても平気な方でした。

 

その方とお話をする中で、「一般的な衛生管理」について何度かお伝えしましたが…
いつも徒労に終わりました。
何度かお話をさせていただいている内に、
「私とはまったく違う世界を見ているんだ」と腑に落ちた瞬間がありました。

 

そのことで、「私の常識」、「私の価値観」を手放して、
その方の価値観を受け入れた時に、
少しだけ世界が拡がったように感じたのです。

その後は…少しだけ、その方と良い関係を築けるようになった気がします。
その方のありのままの素晴らしさにも気づけるようになったように記憶しています。

 

その方にとても感謝しています。

そして「今の私」が在るのは、
お一人お一人とのかけがえのない出会いのおかげだと感謝しています。
(現在も発展途上なのですが)

 

どんな出会いも、最初からうまくはいかないかもしれませんが、
必ず受け取ることのできるギフトがあるのだと思います。

まずは出会うこと、その瞬間、瞬間を大切にすることを、忘れずにいたいと思います。

 

これから出会うすべての方々に、感謝と共にギフトを受け取ることができますように、
そして惜しみなく与えることができますように…

いつも忘れることなく、出会いを大切にしていきたいと思います。

投稿者プロフィール

藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)

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