謹賀新年 【2024年】

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

皆様方がますます心身ともにご健康で、ますますお幸せな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

2024年ご来光

 

近頃は毎年、同じ浜辺でご来光を拝ませていただいています。

場所は同じなのですが、
受ける印象、
撮影した写真、
温かみ等…
不思議と毎年全く異なるので、
いつも「初めまして」の気持ちで迎える元日の朝日です。

 

 

今年の干支は「龍」ということで、
初詣に参拝した蒲郡市の竹島にある八大龍神社は例年よりも賑わっていました。

 

「登竜門」という言葉があります。

急流の滝を登り、
登竜門を越えた鯉が「龍」になった…
という中国の伝説が元になっているそうです。

 

この伝説から受ける印象としては、
出世する(龍になる)には、相当の努力と困難を越えていかなければならない
または
選ばれた鯉のみが龍に進化できる
という感じでした。

 

でも…果たしてそうなのでしょうか?

 

私はカウンセリングを通して、
多くのクライエント様がまるで生まれ変わったように変化していくご様子、
進化していくご様子を見守らせていただいています。

 

勿論、様々なプロセスの中で、
ご自身と向き合うことに抵抗を感じること、
時には恐れを感じることもあるかもしれません。

 

ただ、プロセスを越えていくことは、
「何か別の誰かになっていく」
「困難に打ち勝っていく」
ことでは決してなく、
重い荷物を1つ1つおろしていくことで、
「本来の自分に戻っていく」
「本来の自分を知り、受け入れていく」
そんな中で起こっていく、進化そのものだと感じます。

自分の内側にある宝物にアクセスして、
それを受け入れていく、
そんな過程とも感じています。

 

そこで改めて、
「登竜門」とは…

私は、
鯉だと思っていた自分自身が、
「本当は龍だということを思い出していく」、
そんな物語かもしれないと思うのです。

 

「みにくいアヒルの子」
という物語も、
自分自身を「アヒル」だと思っていたからこその
生きづらさ、
疎外感、
困難を感じていたのだけれど、
成長するにつれて、
「白鳥だったんだ」と、
己のことを知り、
大空に飛び立っていく…
そんなストーリーでした。

 

人生を困難なものだと捉えること、
自分自身を偽ったり、卑下しながら
「素晴らしい人間になる」ことを夢見ること…
自分自身を知り、
そのような価値観や視点から脱することで、
人生が開けていくことが多分にあります。

 

登竜門

本年も、そしてこれからも、
「本来の自分」を取り戻していくための一助をさせていただければ幸いです。

そのために、私自身もより「本来の自分」に向かい、
自己研鑽を怠ることなく、
全力でサポートさせていただきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

投稿者プロフィール

藤原 加都江 
藤原 加都江 心理カウンセラー(精神保健福祉士)
豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。(H30年に公認心理師試験合格)

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