遠くの誰かの幸せを祈る時、大切な人の幸せを祈る時…どうかあな…
「自分がより良い状態で居る」と?
先日、「自分自身がよい状態で居る」ことがいかに大切かということについて、
改めて考える機会をいただきました。
昔は、「自分がよい状態で居る」こと、
「自分を大切にする」ということは、
利己的なことだと思っていました。
その頃の私は、自己犠牲になる癖があったので、
そのような視点から見ていたため…
ということもあるかもしれません。
というのも、
「自己犠牲が誰かのためになる」と思っていたら、
「自分のために生きることが誰かの犠牲を伴う」
裏返すと、こういう視点になってしまうわけですよね。
きっと他にも「自分がよい状態で居る」ということに、
なんとなく罪悪感を持ってしまう理由はあると思います。
でもでも、
もっとニュートラルな視点を持つとしたら、
どうでしょうか。
「自分がよい状態で居る」ことで、
誰かに優しくできるかもしれない。
「自分がよい状態で居る」ことで、
感謝を求めることなく、
誰かに手を差し伸べることができるかもしれない。
「自分がよい状態で居る」ことで、
ちょっと嫌味を言われても反撃することなく、
聞き流せるかもしれない。
「自分がよい状態で居る」ことで、
いつもより丁寧に美味しいごはんが作れるかもしれない。
「自分がよい状態で居る」ことで、
穏やかな空気感が誰かに伝わるかもしれない。
…などなど。
少し飛躍するのかもしれませんが…
遠くの場所で誰かが助けを必要としている時、
「いつでも駆けつけるよ」
と、言えないこともあると思います。
では、何もできないのでしょうか?
「何もできない」と罪悪感に苛まれたり、
「なんて可哀そうに」同情をすることで苦しみを抱えようとすることよりも、
「自分がよい状態で居る」ことで、
できることも、
伝わっていくこともあるかもしれません。
「バタフライ効果」という記事を書いたことがあります。
科学的なことというよりは
「問い」と考えた方が良いのかもしれませんね。
「私」から発した何かが、
遠くの「誰か」にも届くとしたら…
なにを届けたいですか?
自分自身がどのような状態で居ることを選択しますか?
投稿者プロフィール
- 豊橋カウンセリングルームの他、近隣地域でのカフェカウンセリングや訪問カウンセリングをご提供しています。またスカイプ等のオンラインカウンセリングにも対応いたします。臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー。(H30年に公認心理師試験合格)
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